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このメディアについて
Skrinia(スクリニア)は、何かを一から学びたい人が、最初に開くべき数冊にたどり着くための地図をつくるメディアです。その領域に詳しい人に、その領域を学ぶための本を選んでもらい、選んだ理由とともに記録しています。
1本の記事は、1人の選者による3冊以上の本で構成されます。書名の羅列ではなく、誰が、どういう理由でその本を薦めたのかまでを残します。本の良し悪しは、薦めた人が誰でどこを見て薦めたのかと切り離せないと考えているためです。
なぜ作ったのか
何かを独学で始めようとしたとき、「まず何を読めばいいのか」に答えてくれる場所がほとんどありません。
情報が散らばっているという問題があります。おすすめの本を挙げた記事は個人ブログ・SNS・書店のフェア・大学のシラバスなどに点在していて、どれがどういう立場から書かれたものなのか比べようがありません。しかも分野によって偏りが激しく、人気のある領域には記事が溢れている一方で、少し専門に寄った領域では手がかりになる記事が一つも見つからないこともあります。学び始めの、いちばん判断材料がない時期に、いちばん探しにくいという状況は学びのハードルになります。

もうひとつ、ネット上で薦められる本は「わかりやすさ」に重心が傾きすぎているという問題があります。厳密な議論をいったん脇に置いて読みやすさに振った入門書は、確かに最初の一歩としては有効です。けれど、その先に進むための骨太な本——議論の筋を省略せずに書かれた本、その分野の考え方そのものを組み替えてくれる本——は、読み通すのに骨が折れるぶん、おすすめとして紹介されにくい。結果として、本当はもっと早く出会えたはずの本に、いつまでも出会えないままになります。

この二つ——そもそも情報がまとまっていないことと、まとまっていても入門書やわかりやすい本に偏っていること——を解きたい、というのがこのメディアの動機です。だからSkriniaは、その領域を実際に歩いてきた人に選書をお願いし、易しい本も歯ごたえのある本も、「なぜこれを読むべきか」の理由をつけて並べます。読者が自分の段階に合わせて選べるように、順番と難易度も含めて語ってもらいます。
年間7万点以上の新刊が出るなかで、書店の平台やオンライン書店のランキングに現れるのはごく一部です。話題にならなかった良い本を、話題性ではなく「学ぶのに効くかどうか」で拾い上げることも、このメディアの役割だと考えています。
選書の方針
選者はその領域に詳しい方にお願いしています。肩書きは問いません。研究者だけでなく、在野で研究を続けている方、編集者・翻訳者・書店員、その領域を長く読み続けている方も含みます。
定番の名著も、あまり知られていない良書も扱います。読みやすい入門書を外すこともしません。大事なのは「わかりやすいかどうか」ではなく「その領域を理解するのに効くかどうか」で、どちらに寄せるかは選者の判断です。ただし広告や話題性では世に出ないけれど良い本には意識的に光を当てます。「有名でないこと」を選書の条件にはしていません。自分が学ぶときに読んで面白かった、読んでよかった!と思う本をぜひ送ってください。
あわせて各記事で、選者に「挙げていただいた中で、いちばんよかった1冊はどれですか」と伺っています。迷われた場合はあまり知られていない本を選んでいただけると嬉しい、とお願いしています。選んでいただいた本は知る人ぞ知る本に分野を横断して集めています。売れている順でも話題になった順でもない並びは、ランキングでは作れません。
何を選ぶかは選者ご本人の判断にお任せしています。「その領域を学ぶうえで、この5冊を挙げたい」という選択そのものが、そのまま記事の価値になると考えているためです。
選書は本人の言葉で語られた理由とあわせてのみ掲載し、編集部が本を差し替えることはありません。選者への依頼は寄稿を基本としていますが、ご希望があればお話を伺う形(取材)でも承っています。
運営者
運営者:松葉隆太郎(早稲田大学大学院商学研究科)
連絡先
取材・寄稿のご依頼、書影や引用に関するご連絡は取材依頼・お問い合わせのページをご覧ください。選者として参加をご希望の方は選者として参加するからご応募いただけます。
上記のフォームに当てはまらない個別のご連絡は、Xのダイレクトメッセージ(@dokugaku_zin)へお願いします。